〜C級自動車好きの部屋〜

テストドライブ時々品質保証

「KAKADU」化したのに!?

先日、パーツレビューに上げた「KAKADU」エンブレム。あまり見かけないカスタムだと思って気に入っていたのですが・・・というお話。

 

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この画像のような、オーストラリアに生息するプラド最上級グレード、「KAKADU」仕様にしたくて、この半年、ゴソゴソしていたわけです。

Toyota Australiaで販売されているプラドは、GX、GX-L、VX、KAKADU というグレード構成。その中の「KAKADU」に似せるのが今回の目的。

まずは、ホイール。

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このホイール、中期型プラドの特別仕様車「G–Frontier」と同じもの。通常グレード「TZ-G」の色違い、ハイグロス仕様のホイール。これをゲットして、新品タイヤを装着した。


次に、サイドステップの過飾。

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これは、国内TZ-G用のものを装着。
そして、最も「それらしい」パーツ、「KAKADU」エンブレムをゲット。

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オーストラリアは右ハンドルなので、メーターパネルを英語表記に設定変更して・・・

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これを以て、オーストラリアで販売されているプラドの最上級グレード「KAKADU仕様」化が完成した・・・と思っていたら。


なんと本国では先月マイナーチェンジ!


最上級グレードの「KAKADU」は、日本仕様後期の初めに設定された19インチに!そして、2番目のグレードのVXには、同じく現行型19インチに変更されとるではないかっ!

「KAKADU」がこちら。

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「VX」がこちら。なぜか日本では最新となるデザインの19インチの方が下位グレードに。

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まぁ、新しくなった「KAKADU」の19インチホイールは持っているので、交換すれば、また現行KAKADU化は完成するんだけれど・・・。

 

って、プラドは、来年〜再来年にフルモデルチェンジが予定されているだけに、在庫処分なんだろうなぁ。ここ1〜2年、国内でも特別仕様車を連発してるし。一手間かけて、新しく見せるの、ホント上手だよなぁ、トヨタ

 

 

 

ライズADB(Adaptive Driving Beam)解除方法

ライズって、コンパクトSUVにあって、その軽さゆえ、結構キビキビ走るクルマなんです。リッターカーとは思えないほど。ターボの恩恵受けまくり。

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ライズ君のヘッドライト


メインではカミさんが通勤で乗っているのですが、たまの休日に、運転席以外に乗ることがあり、ふと気になる点が出てきまして。ダイハツ製というのもあるかと思い、徒然と。

 

①燃料タンクが小さい
 リッターカーなのだから、こんなものかもしれませんが、36リッターしか入りません。って、プラドが入りすぎか。 

 

②リアのロードノイズが結構うるさい
 もちろん、後部座席に座ったとき且つ、ウトウトしてヘッドレストに頭を預けるようなシチュエーションくらいなのですが、「シャー」とリアクオーターあたりから共振音が聞こえます。(多分トヨタ車なら同クラスでも聞こえない)

 

③リアシートのクッション性

 路面の凹凸を乗り越えた際の衝撃が、お尻にではなく、背骨にきます。慣れればなんともないのですが、シートの出来がイマイチなのかな・・・なんて。

 

④ADB(Adaptive Driving Beam)の機能が微妙
 要は、このクルマ、新規格対応なのでオートライト(コンライト)が標準装備です。その上、ADBまでついており、ハイビームとロービームが自動で切り替わります。これが曲者。対向車が来ても、ロービームになかなか切り替わらない。なので、ちょくちょく「眩しいだろ!」的なパッシングをされたりするんです。

 

①②③は、気になる、という程度で、ウィークポイントでもなんでもないのですが、④には、気が強く細かいことを全く気にしないカミさんも気になるようで、「お前が選んだ車だろ、何とかせーや。やっぱPoloにしとけばよかったんじゃね?」という具合に毎日凄んできます。「いや、ワーゲンはとりあえずやめる、と仰ったのは、奥様のほうd・・・」「なに!?」「いや、何でもありません・・・」これは堪らん!ということで探してみると、結構同じ悩みをお持ちの方がいらっしゃるようで。出てきた出てきた、ADBの解除方法(やるならあくまでも自己責任で)。

 

1.ブレーキペダルを踏まない状態でエンジンスタートスイッチを2回押す。
  OFF→ACC→ONになるわけです。
2.マルチインフォメーションディスプレイが起動し始めたら、ヘッドライトの
  スイッチを「AUTO」→ライト「ON」と4回カチカチと切り替える。
3.ヘッドライトのスイッチレバーを手前に引きながら(ハイビーム状態を
  維持しながら)、2.と同様に、「AUTO」→ライト「ON」の切り替え
  動作を4回行う。

上記、リズミカルに行うことがミソのようです。成功すると、メーターパネル内のADBインジケータ(AUTOマーク)が5回点滅して消えます。これで設定変更完了。戻すときは同じ動作をすると、5回点滅後に点灯になります。

 

この情報入手後の翌日、早速やってみまして。
さらに翌日、「ヘッドライト、どうだった?勝手にハイビームにならなかったでしょ?」とカミさんに聞いてみると・・・

 


「ヘッドライト?ハイビーム?別に気にしてないわ、そんなもん」

 


「・・・(拳を握りしめる私)」

 

 

ライズフリークな方々は既にご存知かもしれませんが、ご存知でなければ、自己責任で、ぜひ。

人生100年時代!?

とある会社の役員さんが、退任されるとのことで、メールを頂いた。「多人数への配信の為、BCCにて配信致します。」というありがちなフレーズ付き。

 

私にとって、あまりいい印象のない役員さんなので、「ふ〜ん」程度の印象だったのだが、気になる一節があった。

 

人生100年時代といわれる昨今。まだまだ70歳なので、あと30年、人生の旅は残っています・・・」

 

ん?

ものすごい違和感だ。確かに昨今、マスゴミの間では、「人生100年時代の世の中。人生設計の見直しを・・・」と言うような戯言が言いふらされているが、そもそもこの「人生100年時代」というのは、以下のような定義だったはず。

 

「世界で長寿化が急激に進み、先進国では2007年生まれの2人に1人が100歳を超えて生きる「人生100年時代」が到来すると予測し、これまでとは異なる新しい人生設計の必要性が出てくる。」

 

今の中高年が当てはまるわけではない事くらい、常識だと思っていた私は、会社法で「大企業」と定義されるような会社の役員ともあろうお方が、マスコミの吹聴をそのまま信用していることに驚いた。

 

おいおい、100年時代というのは、2007年生まれ、即ち今現在14歳くらいの若者が高齢者になった時の話だぞ?と。
政府が年金を納めろキャンペーンの一環として吹聴しているだけの与太話なのに、だ。確かに、今中高年のみなさんが、100年生きられるんですよ!などとは、誰も言っていない。でも、上記の会社役員さんまでも、今現在70歳にもなるのに、自動的にあと30年生きられるなんて、信じてしまっているのはあまりにも滑稽だ。


もしかして、多くの皆さん、誤解してませんかね。それとも、誤解しているのは私?今の先端医療により、誰でも100年まで生きられる可能性があるのか!?

 

もしそうだとしたら(今現在の中高年が100歳まで生きるのであれば)、交通社会の未来は危ないぞ。一刻も早く自動運転を普及させないと。電気自動車の前に自動運転が先に来ないと、危険極まりない。私もあと数十年後には、なるであろう高齢者。残念だが、今と同じようにドライビングできる自信はないぞ。


ベビーブーム世代の私。高齢者で溢れかえる一般道路、高速道路。恐ろしくて、自分の娘には免許を取らせたくない!クルマの運転など、リスクでしかない!そんな世の中になってしまうぞ!(本当に今の中高年が人生100年時代ならね)

自動車、ではなくモビリティサービスでもいいので、個人の尊厳を重んじながらも、交通事故を減らす何かを、早く。

そう思わずにはいられない。

間違いだらけの・・・?

間違いだらけのクルマ選び」の徳大寺有恒さんが亡くなられて、もうすぐ7年。

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前に乗っていたGolf GTI

 

表題の「間違いだらけのクルマ選び」を初めて購入するときには、すでにクルマ好きだった。

小学校高学年くらいだったか。とにかく、クルマに関するあらゆる情報に飢えており、「クルマ好き道」を邁進するその道すがら、手に取ったものの中にこの本があった、というところ。その後数冊買ったと思う。

 

今も昔も、自動車評論家という職業はおそらく、自動車業界を盛り上げる為の商業文章(いわゆる提灯記事)を生業としているわけで、なにが本当でなにが広告上の演出か、そんなことは実はどうでもよくて、いかに話題を作るか、といったことがメインなのだと信じて疑わない。それが職業評論家だ。

 

とはいえ、氏を含め、ほとんど全員が日本車を叩き、その中でもトヨタを特にバッシングしているので、「お〜、きっとヨーロッパのクルマは素晴らしいのだろう」と、ある意味、「マインドコントロール」を受けた人も私だけではないだろう。ところが時代は進む中で、父親の友人や、その他ガイシャユーザーの知人が増えてくると、ガイシャは決して褒められた出来ではなく、走りはいいかもしれないが、とにかく壊れる、金がかかるという悲惨な状況を知ることになった。


さらに時は経ち、クルマのカタログを集めたり、雑誌買ったり、レーサー目指したりとしているうち、某自動車メーカー、自動車部品メーカーで品質管理に携わることに。部品メーカーでは、当然国内メーカーだけがお客様ではないので、これまで知り得なかった「余計な情報」も多く知る羽目になった。

 

そうこうしながら相変わらず進む、クルマ好き道。今のところの結論はこうだ。

 

欧州車は、設計思想は日本車と比較して優れている部分もあるし、そうでない部分もある。ところが、現場作業者の仕事がしょぼいのか、出来栄えのバラツキが大きい。特にドイツ車は、「マイスター制度」なんていう、職人気質を重んじるものだから、設計者も生産技術者も現場作業者も、自分の非を認めないので、こまめな改善ができず、市場に出てから(発売してから)、あるいは、クレームが来てから改善される。→故障が多い。

 

要は。

 

カイゼン意識のない職人に、高品質な量産品を作る能力はない。


ということじゃないかと思う。

一時期、レクサスが田原工場で「マイスターによる〜」というのを前面に出していたが、それは単にブランド戦略の一つとしての演出であり、実際は、あらゆる作業が標準化されつつ、カイゼンのルーティンまでも標準化されており、いわゆる「職人技」までもが自動化され、常に改善されることで、良品を量産し続けているのだと思う。しかし、こっちの方がホンモノの職人気質、という感じがしないだろうか。生産技術ほど、頭脳を試される集団はいない。開発、設計部隊は、一点モノでも新しいものを作ればそれでいい。言い方は悪いが、ただそれだけ。それを、量産し続ける工程設計の方が、どれだけ大変なことか。


さらに、クルマ作りは、設計だけでは決まらない。図面+αのところ、即ち、現場作業者のカイゼン意識が加わって、初めて達成しうるのだ。日本車の強みは、まさにそこなのだ。

 

話が横道に逸れてしまったが、自動車評論家が「インプレッション」などと横文字を使って「乗った感想」を書いているだけでは、もう面白くないと思う。だって、インプレッションなんて、ネット上の皆さんが同じ素人同士にわかりやすく書いちゃってるもの。それに、みんなそれぞれどこか「良い部分」を感じてクルマを買っているはず。・・・だから。

 

「クルマ選び」に間違いはないのだ。

 

商業文章として自動車評論をするなら、今回のこの部品は、こういう工法を取り入れましたとか、こういう材料を使用しましたとか、そのおかげで、こういうメリットがありますとか、第3者機関で分析したところ、この車は、こういった衝突に弱いですとか、そういう実のある記事にして欲しいなぁと思う。乗り味なんて、あなた、そんな曖昧な感想じみた商業文章、金出して買う気にならないよ、もう。

 

「この雑誌の、この表現、今度使おう!」なんて思っても、今どきインターネットで誰でも

知っちゃえるんだから、クルマ好き同士の会話でも、その表現をパクったことがバレてしまう。やはり、自分の言葉じゃないと、受け売りでは話がつながらなかったりするし、そう考えるとやはり、クルマ好きである為には多くのクルマに乗って、引き続き自分の感性を磨いていかないと!と思うのである。

 

氏の話から逸れてしまったが、徳大寺さんについては好きでも嫌いでもなかった。ただ、そういえば、何かにつけてVolksWagen Golfをベンチマークにした記事が多かった気がする。おっと、知らない間に、私もGolf=ベンチマークなんてことが脳に刷り込まれていたのか!?だとしたら、徳大寺さん、ありがとうございました。昔は知りませんが、いいクルマでしたよ、7代目も。

 

8代目は・・・パッとしないようですが。

 

 

 

コロナ禍でのアクティビティ

コロナ禍のなか、自粛自粛で、ストレス満タン!軽油満タン!

 

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そんな中、娘が遊園地のジャンボプールに連れて行けとか、プールのスライダーがどうしてもやりたい!とか、遊園地だけでもいいからとか駄々こねるし。気にしすぎかもしれないが、遊園地ならまだしも、プールはちょっと感染の恐れが怖い気もするし。と言いつつ私自身の心の中では「周りも自分も既に感染していて、症状がないだけなのかも」なんていう思いもあるが、用心に越したことはないしなどと複雑な心境。

某遊園地のHPによると、プールは事前予約制。人数制限も設けていると。ふむふむ、んで、何人制限なのかと見てみると、なんと3,000人!それって、制限というのか・・・。

と言う訳で、ふと思いついたのが、あまりクルマから降りず、ジェットコースターほどスピードは出ないが、それなりの凸凹や登り下りがあり、それなりにスリルのあるオフロードアクティビティ、「さなげアドベンチャーフィールド」を思い出して行ってみた。もちろん、カミさんと娘と3人で。

小雨の降るなか、沢には少し水が流れていたりとこんな具合。
もちろん、左側の急勾配がコース順路。

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「BFGoodrich All-Terrain T/A KO2 LT265/70R17」はさすがのグリップ。前回走った時に履いていた、MICHELIN LATITUDE LATITUDE Tour 265/65R17 ではズルズルと滑っていた、こんな下り坂や、

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こんな登り坂も・・・

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ほとんど滑ることなく下る下る、登る登る。
運転席からは路面が見えないような下りも、マルチテレインモニターのおかげで、見える見える。私のようなオフロード初心者には大助かり。

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と、そんな中、カミさんはキャッキャと楽しんでいたが、なんと娘は爆睡してしまった・・・

ドライバーはそれなりに楽しめたし、私以外はクルマから出ることなく帰還できたので、コロナの恐れもほとんどなく!?楽しめた1日だった。

次回はロック(岩場)にもチャレンジしようかなー。

過渡期はいつまで続く?

久しぶりにVWディーラーへ。


理由は、少しばかり気になるクルマがあったし、プラドに乗り換えてからも、今後またGolfに乗るかもしれないし、このディーラーとの関係を続けたかったから。クルマは、メーカーから直接買うことはできない。どうしてもディーラー(販社)を通して買うものだ。そして、今後、私が購入検討するそのメーカーのクルマは、このディーラーから買いたいと思っている。

 

もちろん、もう半ばに差し掛かった人生のうち、あと数回は買うであろうクルマだから、他にもトヨタ、レクサス、スバル、ポルシェなどのディーラーも、今後検討する余地はある。レクサスは「このディーラーがいい」というのはあるが、他はまだ決まっていない。もっとも世話になっているメーカー、トヨタですらここなら次も買いたい!と思うには至っていない。そんな中、初めての輸入車で、次もここで買いたい!と思うディーラーに巡り会えたことは、大切な財産だ。クルマが好きなら、ディーラー巡りですら、その楽しみの一つのはずだから、それなりに重要だと思う。


とはいうものの。


クルマ購入後、特に壊れたりしない限り、ディーラーなんぞに行く用事はないので(オイル交換は量販店で行うと仮定すれば)、いいもの(壊れないもの)をメーカーが作ってくれれば、特にこだわることでもない。究極を言えば、お客様(我々)に不満を与えないものづくりができれば、ネット販売でも全く問題はない、と言える。けれども、そこはクルマ好き。特に用事がなくても、新しいクルマが出れば、見に行ってしまう。そういう拠り所的な意味合いでも、ディーラーは必要か。


そうそう、今日はGOLFの時にお世話になったディーラーへ行ったんだった。今日伺うことは、実は昨日連絡しておいてあった。


担当営業マン(現在は店長)「◯◯さんのキャラじゃないですよ〜、ランクルなんて!」から始まり、POLOとe-GOLF(電気自動車)に試乗させて頂いた。「一見さんではないので、お貸ししますのでご自由にどうぞ」というわけで、一人でドライブ。

 

まずはPOLO。(ハイライン)

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Polo

 

ん〜まるでGOLFみたい。1,000cc+ターボのエンジンは、その自虐的前提条件「たかがリッターエンジン」を除外しても、十分なパワー(感)に加え、安定感のある走り。比べてはいけないかもしれないが、アクア、ヴィッツのGRでもここまでのどっしり感、手の内に収まる操作性はない。アクア、ヴィッツなどの標準グレードでは到底味わえない質感の高さだ。でもこのPOLOは標準グレード(GTIではないという意味で)。擁護するわけではないが、トヨタをバカにしている諸兄、GRに試乗してみてください。別格ですから。それなりに欧州車との比較対象にはなりますよ。と言いたい。

 

さてPOLO。今回から巨大化してしまったが、私にとっては大き過ぎるGOLFと、ちょっと小さいなぁの旧POLOの間を行くジャストサイズ!(全長 4,060 × 全幅 1,750 × 全高 1,450 mm)

コーナリングも楽しい(自然だ)。感覚的で伝わりにくいかもしれないが、左コーナーは「この辺に左フロントタイヤがあるだろう」の辺りを軸にして回る感じ。右コーナーもしかり。右コーナーの場合は、実際に右フロントタイヤのある位置は、アクセルペダルを踏む右足の数十センチ斜め前だろうから、その辺りを軸にして回る感じ。よく、コーナリング特性を褒める言葉で、「オン ザ レール感覚」とか、「意のままに」 とか言うが、そうではなく、「メシを食う時に、左手に茶碗を持って、右手で箸を持って食べる感じ」でコーナリングする。「意図せずして」なのだ。もしくは、自転車に乗って通勤・通学している感じ。

 

前者は、いちいちどのくらいステアリングするか、減速するか、加速するかを考えなくても、自然の動きでそれができる、と言う意味。後者も同じ。自転車で通勤・通学する時、交差点を曲がる時に、コーナリング特性を意識するか?しない。それと同じ。
つまり、そのくらい自然の動きとしてコーナリングできるクルマ、それが新しいフォルクスワーゲン POLO。いやー、すげー。
ハンドリングだけで言えば、前に乗っていたGOLF7GTIより好き。


次に、e-GOLF。

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e-Golf

 

初めての電気自動車。予想通り、「プリウスのエンジンフォローがないバージョンでしょ」て言うところ。走り出しはそんな感じ。モーターなので、いきなり最大トルクを発揮して加速する。それなりに速いし、トランスミッションがない?ので変速ショックなど皆無。プリウスは一応エンジンとのハイブリッドで、ミッションもある。なのに、シームレスな加速をするので、「技術ってすげー!」と思っていたが、技術は慣れてしまうもの。なので今回の試乗でも、「ふーん」くらいだった。ただ、シフト操作で、回生ブレーキの程度を4段階に調整できるので、日産LEAFのような1ペダル走行もできる。そこは新鮮だった。これから先、電気自動車が普及して行くのだろうが、特に違和感なく乗れるんだろうなぁ、というところ。楽しいか?と聞かれれば、自動車としての新技術満載、それを味わえる、という意味では楽しい。移動手段としては、航続距離200キロ程度(カタログでは300キロ)なのは、実用的ではないという感じか。

ただ、ハンドリングは、相変わらず曲がり過ぎる味付けなので、私の好みではない。これだけは言える。このハンドリングは苦手。これは前述、所有していたGOLF7GTIの時にも軽く感じていたが、それを上回るくらい曲がりすぎる。所有すれば慣れるんだろうけど、この不自然なコーナリング特性は、嫌い。私にとっては、ものすごくオーバーステアなクルマ。ただ、ゆるく長く続くコーナーでは、その重量配分からして安定している。そこはいいかも。

コントロール(管理)っていうのは何でもそうで、できちゃうことは、コントロールしにくい。できないからこそコントロールしようとできる。できる部下は、コントロールしにくいが、できない部下は、(扱い方によっては)コントロールできる、またはできなくても楽しい。

今回の試乗で軍配が上がったのは、ぶっちぎりでNEW POLO!!
電気だから、ガスだから、水道だから(ぇ とかそういうのではなく、あくまでも走りが。


閑話休題


ここ数年、いろんな媒体(新聞、雑誌など)では、今後の自動車の動向について、電動化を交えて極端な論調で伝えるものが多い。2040年にガソリン・ディーゼルの販売禁止とか(フランス)、それに追随して他国も。それにひきかえ日本は、水素か!?ハイブリッドか!?など、日本は欧州に比べ、電気シフトが遅れているんじゃね!?などと思うなかれ。トヨタは、ミライという水素燃料のクルマを量産までこぎつけ、しかも発売当初は納期3年だったのに、1年ちょっとの期間で、それを2〜3ヶ月にまで短縮してしまう技術力を持つ。完全に電気自動車にシフトしない理由があるはずなのだ。

 

電動化は止まることはない世界の流れ。その電気を作るには、原子力発電でも使わない限り、相変わらず莫大なCo2を輩出し続けること、実はエコでもなんでもなく、単なる技術競争の方向性が変わっただけであること、その車ですら、自動化され、自動車趣味人のみがエンジンカーを所有することになるだろうこと。これが事実。


自動化といえば・・・


ある識者の話によると、今後10年の間に、自動車の自動化により、120万人の職業ドライバー(いわゆる輸送関連)が失業するという。ハイブリッドの普及や、電気自動車の浸透でもそうだと私は思うが、こういう先端技術はまず、ある程度行き先の決まっているものから浸透させるべきだと思う。行き先が決まっているのだから、自動化はしやすいだろうから。

 

ハイブリッドから始まった(それまでもトヨタは30年以上前にも、ガスタービンエンジンなどにも挑戦してきたが)この環境依存の自動車業界の過渡期。一体いつまで続くのか。すぐに決着がつかない理由は山ほどあるのだろうが、その最たる理由。それは・・・


実は電気自動車がエコではない事実がバレたら、誰が責任取るんだよ!?

 

Co2排出が、個々のクルマではなく発電所に変わるだけ。中東にでかい顔させるのが嫌なだけでしょ!?

この他、電気自動車が普及していくと儲かるのは中国。メガ電池工場もあるし、そこに群がる投資家や投資顧問。もちろん、そいつらのおかげででっち上げられた温暖化とエコと言う名のエゴ。日本も、この流れに乗らないと、投資家からの投資が得られない。だから、SDG'sなんてアホらしいものが大流行する。投資して欲しいもんね!世界中から!


本当のエコってなんだろ、多くの人はその答えを知っているはずなのに・・・

 

だって、どう考えても、電気自動車なんてエコじゃないもの。

原発をガンガン焚くなら話は別かもしれないが(笑

最近の我が家のプラド事情

先日のブログに書いた通り、外観をオーストラリア仕様のイメージに近づけたく、18インチのハイグロスホイールをゲットし、そこについていた中古のタイヤを、純正の装着のものと同銘柄のものに交換、装着している。

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ホイールだけオーストラリア仕様のプラド君

純正19インチ BRIDGESTONE社製 デューラーATタイヤの性能があまりにも残念なので、抜け出したかった、というのもあるが。

結果的にMichelin latitude tour HPになったが、当初は、国産ATタイヤで検討をしていた。


・YOKOHAMA  GEOLANDAR A/T G015.    265/60R18
 →4本+交換工賃=163,900円(税込)
・DUNLOP GRANDTREK AT5 265/60R18 

 →4本+交換工賃=139,700円(税込)

 

BRIDGESTONEは、ここ最近、高価なだけのぼったくりタイヤというイメージしか無いので、選択肢にも入らなかった。

ところが、タイヤを検討している間、ズルズルに擦り減ったMichelin latitude tour HPで走っているうちに、Michelinの素晴らしいハンドリングに再び惚れなおしてしまい、自分の使用目的上、A Tタイヤは必要ないのではないかと思えてきたことから、Michelinも見積もりを取ることに。


Michelin latitude tour HP   265/60R18
 →4本+交換工賃=141,900円(税込)

 

ん〜たいして変わらないなぁ。ここで最も安価なDUNLOPが、逆に性能的に大丈夫なのだろうか、などと良からぬイメージが湧き始め、結局、Michelinにしてしまった。

ちなみに、パーツレビューにも書いたが、latitude tourには、HPの有無の2種類が存在しており、プラドの場合、17インチはlatitude tour。18インチはlatitude tour HPとなる。ともにM+S(マッド&スノー)対応。

<latitude tour>

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latitude tour スタッドレスのようなサイプが刻まれている。

横方向の溝にサイプが刻まれており、スタッドレスのような感じ。これでおそらく雪柱剪断力によるグリップが得られそうなので、雪道でもある程度走れそう、というイメージが湧く。しかし当然、このナミナミサイプにより、接線(面)が増えるので、ドライでの走行性は若干落ちるのでは?なんて。

<latitude tour HP>

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latitude tour HP 波のサイプは無く、HP無しよりもブロック剛性は高そう

 

HP無しのものとの大きな違いは、ナミナミサイプがないところ。やはりこのことから、無駄な接線(面)が無いため、ドライ性能はこちらの方が高そう。
HP=Highway Performansの略なのだろうか。直進安定性と、乗り心地は、純正19インチのBS製ATタイヤをはるかに凌ぐ性能なので、ほんと、毎日の通勤が楽しい。

この18インチの走りを当分楽しみ、次回は純正19インチホイールに、以下のタイヤを装着予定。


Michelin pilot sport4 SUV  265/55R19
  →4本+交換工賃=181,500円

 

やはり見た目だけじゃなく、走りも楽しまなきゃね。
ATタイヤが欲しくなったら、またBF Goodrich KO2でも買おう。

これまで150プラドでは、17インチ、18インチ、19インチと乗ってきたが、この18インチ+Michelin latitude tour HPが、もっとも走り(ハンドリング、ブレーキ時のノーズダイブの少なさ)、乗り心地のバランスが良さそうな予感。
あとやはり、忘れちゃいけないのは、乗り心地を少しでも求めるのであれば、軽いホイールは避けること。これもやはり鉄則。

 

冒頭に書いた、オーストラリア仕様。ちなみにこんなスタイルだ。

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オーストラリア仕様 最上級グレード「KAKADU」

バックドアにスペアタイヤが装着されている。日本仕様はリアバンパー下部にあるわけだが、オーストラリア仕様では予備タンクが加わり、燃料タンクは都合150リッターとなる。

さらにトヨタ・オーストラリアの純正オプションでは、こんなものも選べる。

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かなりワイルドなバンパー。人身事故でも起こしたら、間違いなく人体に致命傷を与えそう。

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シュノーケル。これもワイルド。

でも、こんなの付けたら、リセールバリューがすごく悪くなりそうだ。純正オプションとはいえ、国内では取扱のない=保証のない製品だから。

 

さて、この他の我が家のクルマ事情だが、カミさんがポルテからライズに乗り換え、そのポルテが、親父にわたり、親父のマークX(15年もの)がいよいよ引退、というに流れになる模様。親父(御年76歳)にポルテがわたる頃には、トヨタ純正「踏み間違い防止装置」が後付けで装着され、タイヤも交換される予定。ここで再びMichelin製タイヤを装着する。

 

・・・あと何年、何台、クルマを替えることができるのだろう。それなりに大事には乗りたいし、次から次へと乗り換えられる経済力もないし・・・
今のプラド→次のプラド→プラド→VW Golf Rと行きたいところ。できる限り、電気を避けて(笑。