〜C級自動車好きの部屋〜

テストドライブ時々品質保証

人生100年時代!?

とある会社の役員さんが、退任されるとのことで、メールを頂いた。「多人数への配信の為、BCCにて配信致します。」というありがちなフレーズ付き。

 

私にとって、あまりいい印象のない役員さんなので、「ふ〜ん」程度の印象だったのだが、気になる一節があった。

 

人生100年時代といわれる昨今。まだまだ70歳なので、あと30年、人生の旅は残っています・・・」

 

ん?

ものすごい違和感だ。確かに昨今、マスゴミの間では、「人生100年時代の世の中。人生設計の見直しを・・・」と言うような戯言が言いふらされているが、そもそもこの「人生100年時代」というのは、以下のような定義だったはず。

 

「世界で長寿化が急激に進み、先進国では2007年生まれの2人に1人が100歳を超えて生きる「人生100年時代」が到来すると予測し、これまでとは異なる新しい人生設計の必要性が出てくる。」

 

今の中高年が当てはまるわけではない事くらい、常識だと思っていた私は、会社法で「大企業」と定義されるような会社の役員ともあろうお方が、マスコミの吹聴をそのまま信用していることに驚いた。

 

おいおい、100年時代というのは、2007年生まれ、即ち今現在14歳くらいの若者が高齢者になった時の話だぞ?と。
政府が年金を納めろキャンペーンの一環として吹聴しているだけの与太話なのに、だ。確かに、今中高年のみなさんが、100年生きられるんですよ!などとは、誰も言っていない。でも、上記の会社役員さんまでも、今現在70歳にもなるのに、自動的にあと30年生きられるなんて、信じてしまっているのはあまりにも滑稽だ。


もしかして、多くの皆さん、誤解してませんかね。それとも、誤解しているのは私?今の先端医療により、誰でも100年まで生きられる可能性があるのか!?

 

もしそうだとしたら(今現在の中高年が100歳まで生きるのであれば)、交通社会の未来は危ないぞ。一刻も早く自動運転を普及させないと。電気自動車の前に自動運転が先に来ないと、危険極まりない。私もあと数十年後には、なるであろう高齢者。残念だが、今と同じようにドライビングできる自信はないぞ。


ベビーブーム世代の私。高齢者で溢れかえる一般道路、高速道路。恐ろしくて、自分の娘には免許を取らせたくない!クルマの運転など、リスクでしかない!そんな世の中になってしまうぞ!(本当に今の中高年が人生100年時代ならね)

自動車、ではなくモビリティサービスでもいいので、個人の尊厳を重んじながらも、交通事故を減らす何かを、早く。

そう思わずにはいられない。